西通りから一本奥に入り、周囲が暗くなってくると「みかど横丁」がある。このレトロな雰囲気につられて、年配の常連はもちろん若いお客もやってくる。軒を連ねる七軒はどこも気取りがなく家庭的。店に入ると、女将さんと常連が世間話や仕事のことを家族のように話している。最初はちょっと他人の家にいるようで落ち着かないけど、ものの30分もすれば自分の家に変わっているから不思議。お母さんや近所の友達と話しているような安心感があって、「みかど横丁」が今も愛される理由が分かる気がする。